メインマシンは大体2~3年で買い替えをしています。前回が2019年調達なので、そろそろ次をどうしようかと。昨年のブラックフライデーとかサイバーマンデーとか、そういう時期に Lenovo の小型デスクトップを狙ってみたのですが、思ったほどコスパに納得できず...
そんな時に出会った記事がこれ。なにこれかっこいい!
そういうわけでINDYGOGO初参入。このスペックでこの値段なら、もう買うしかないだろうと。
というわけで、年末にやってきたのです。ちっこくて、サマになる奴が。
- 開封の儀
- と思ったら...
- 一応動きました
- ベンチマーク
- その他いろいろ
- まとめ
- 蛇足)Pocket 4 に向けて
- 追記)日本でも発売開始(1/22)...速攻で売り切れてます
- 追記その2)MHFベンチ大討伐
開封の儀
かっこいいなぁ...と思いながらいそいそと開封。心配していた技適番号もついていました(総務省のデータベースにはまだ載っていなかったですが...)。
いやーいいですよこれ。
と思ったら...
まさかの中国語版?これじゃぁ、わからんじゃないか...と思っていたら、なんだかフリーズしてしまった。えー大丈夫か?
で、困っていろいろいじったら、システム復元させることに成功(というのか?)。
うーん、これは結構ハラハラします。おとなしく日本で発売開始されるまで待っていればよかったのか?
一応動きました
上記のような波乱があったので、どきどきしましたが、Win10が入って、しばらく待っていたら Win11 が降ってきて...今はこんな感じです。
この状態で、画素1920x1200、拡大率175%です。トラックパッドとクリックボタンが左右に分かれているのも、特に問題なし。キーボードのピッチは16mmで、割と打てると思いましたが、いざあれこれ打とうとすると、やはり記号が全然打てない...
特にセミコロンとクオート、マイナスとイコールの二列が足りない点が厳しく、普段は外付けキーボードをつなぎっぱなしにして使うことになりそうです。UMPCとしては標準的な配列らしいのですけどね。
あと、SSDのパーティションが C: 100GB D: 840GB みたいになっていて、これはどうかと思っています。落ち着いたら切りなおすのかな...
ベンチマーク
さて、念願の Core i7 ですので、さっそくベンチマークです。といっても、軽く傾向を押さえるだけ...なので、いつもの Octane 2.0 と CPU-Z にて。
まずは Octane 2.0 です。リファレンスは、Ryzen3 の 32209 という数値。さぞ速いだろうといきこんだら、まさかの 15413...本気出さないにもほどがある。
省エネ設定だったかな、と思ってACアダプタを接続したところ、でました 61447。ぶっちぎりです。電源設定は「バランス」にしていたのですが、バッテリ駆動の時とAC駆動の時で4倍も差があるとは...
気になって電源設定を「最適なパフォーマンス」にしてやり直してみても、結果は同じでした。こいつはAC駆動でないと真価を発揮しないやつみたいです。
CPU-Zのほうは、Single 564.6 Multi 2178.7 で、こちらはバッテリ駆動とAC駆動で変化なし。CPU-Zを見ていて面白いと思ったのは、メモリ構成が Quad と表示されているところ。こういうところは地味にうれしいですね。
ちなみに、内蔵SSDも結構速いです。
その他いろいろ
いいぞ!と思った点が3つ。
- WiFi感度がいい
- ヘッドフォンジャックの音がいい
- 指紋センサの認識速度がいい
WiFiカードは Intel AX210 (WiFi 6E対応) です。うちの基地局は WiFi 6 なのでオーバースペック...ですが、基地局からちょっと離れた場所で、上り 649Mbps/下り 306Mbps でリンクしていました。筐体小さいのによく頑張ってます。すぐ隣に置いてある Lenovo X1 Carbon は Intel AX201 で、上り 649Mbps / 下り 576Mbps なので、負けているとも言えますが、高密度実装の割には良く健闘していると思いました。
ヘッドフォンジャックの音は、予想外に良かったです。これは嬉しいポイント。内蔵スピーカーも、サイズからすると頑張っているなと思います。中高音が割ときれいです。が、低音は全く出ないので、ヘッドフォンがおすすめです。
また、指紋センサもいい感じです。スマホなみ。
最後に、心配している点が2つ。
- 電池が膨らむのか??
- 安定性は大丈夫か?
電源入れっぱなしで使いたいのですが、GPD Win とか先行機種の評判を聞くと「電池が膨らむ」というのが定番のようで心配。バッテリ充電を80% でやめる機能がないか探したのですが...ない様子。しばらくは100%で放置しないように気を配る必要がありそう。
安定性のほうは、特に問題ないとは思うのですが、開封したばかりの時のショックが抜けきれないので...どうなるか。
まとめ
若干心配な点も残りますが、全体的に作りがしっかりしていてカッコいいので、満足感高めです。長く付き合っていきたいです。
日本での取り扱いも始まったので、人気が出るかもしれませんね。Pentium Silver のモデルも安くていいなと思います。
今だとこちらのほうが人気かもしれませんね(2024/2/12追記)
win max ならほぼ同じスペックでちょっと安いですが、もうすぐ出てくる win max2 は10インチでキーボードもまともになりましたので、楽しみですね。
蛇足)Pocket 4 に向けて
この製品、One-notebook と比較されるポジションなのかもしれません...とすると、次は 10インチ級でしょうか?
でも、次はぜひこうしてほしいというところを2点ばかりあげておこうと思います。
キーをあと2列追加してほしい
キーピッチは今のままでよいので、あと2列追加してほしい...現状の幅 197mm ですが、10インチ級になれば幅は230~240mm使えるはずなので、ぜひ。<>?のキーも他と同じサイズにできそうですし。
ちなみに OneMix4はせっかくの幅を「キーピッチを広げる」ことで消費してしまっています。これはもったいない。「UMPC」のキー配列にこだわりがあるのかもしれませんが、普通の配列のほうがいいです。
バッテリ管理できるようにしてほしい
ACつなぎっぱなしでも使えるように、80%で充電を止める設定を追加してほしいです。電池が膨れるのは嫌なので、ぜひぜひ。
追記)日本でも発売開始(1/22)...速攻で売り切れてます
秋葉原のリンクスさんで発売開始とのことなので、本記事アップします。
正規代理店は天空さんでしょうか。
で、天空さんのサイトに「メモリクロックは4267MHzにできるよ」と書いてあったので、やってみました。デフォルトは 3733MHz なのですが、確かに BIOS で4267MHzに変更できました。
いつものように Save&Exit でBIOSを抜けたら...CPUファンが回ったまま真っ黒になって、かなり焦りました。1,2分待たされて、無事再起動したときには本当にほっとしましたよ...メモリチェックでもやっていたのかな。
さてメモリクロックを 4267MHz にしてみると...Octane 2.0 スコアが65116になりました。すごい。ひょっとして...と思って、電源を抜いて走らせたところ、60645 と嬉しい数字に。しばらくはこの設定で使ってみます。
追記その2)MHFベンチ大討伐
なんとなく走らせてみました。Iris Graphics だとこんな感じ?
ちなみに前のメインマシン(Ryzen 3 pro)だと 4300 くらいだったので、ずいぶん速くなりました。