経済だけの覇権というのは、はかないものであると言うのが要旨であった。
儲けるだけでは妬みを買う、周辺国からの尊敬を得られなければいずれ滅ぶということらしい。
1次大戦後のイギリスの歴史家たちが、大英帝国の行く末を案じて書いた書を、
バブル絶頂期に元外務官僚の岡崎氏が日本国の行く末を案じて筋をなぞる構成。
果たして、僕らはどこへ向かうのだろうか。
人任せにしていると、どんどん不幸になりそうな気がする。
環境や人権において正々堂々と正論を吐きながら、中国の横暴を牽制するような
役回りを取れないものだろうかね。
私の任期もあと1年2ヶ月となったけれども、せいぜいガイジンマネジメントの能力を高めて
おきたいと思う。