年末に買ってからそろそろ1か月たつので、レビューを置いておきます。結論を先に言うと、寿命についてはまだ不明ではあるものの、モノとしてはシッカリ感があり、買って損のない一品であろうと思います。
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【目次】
安い+機能しっかり+電池持つ
そもそも興味を持ったきっかけは、年末にHuawei WATCH GTの宣伝を価格コムで見たことでした。シンプルなデザインが気に入って、値段が手ごろだったこともあり、早速予約注文。発売日の12月19日には自宅に届きました。
軽くて薄い、というのがつけてみての印象。違和感がありません。腕を振ってもずれにくいし、「軽さ」は重要だなと思いました。また、ベゼル部分の黒いセラミックが高級な感じです。レザー風のバンドも良い感じでしたが、手持ちのシリコンバンドに変えてみました。
ウォッチフェースはあまり種類がないですが、ローマ数字のモノを選択。天気と外気温が出るのが嬉しい点(スマホ経由で、現在地の天気情報を表示しているようです)。
ちなみに、ほかのフェースの中には「Air pollution(大気汚染状況)」を常に表示するものがあり、「中国」を感じさせてくれました。
OSが独自だからか、動きはサクサクと気持ちいいです。スマホとの連携もスムーズで、各種の通知(LINE、SMS、Messenger、着信など)もすぐわかります。バイブも強すぎず弱すぎず。Bluetoothの接続が全く切れないのも偉いし、専用アプリがスマホ側のバッテリを食いすぎることもありません。
気圧計やコンパスもついているので、登山をやる人には嬉しいかもしれません。GPSはワークアウト開始時に起動しますが、すぐに電波を捕まえてくれます。
バッテリの持ちは、確かに驚異的。スマホとつないだ状態でもワークアウトしなければ、一日の減りが5%くらいなので、2週間以上持ちそうです。風呂に入るときに充電するくらいで全く問題なし。
良く、レビュー記事のタイトルに「GPSと心拍計ONで2週間持つ!」とか書いてありますが、「GPSが必要な時だけONになるのでバッテリーが持つ」が正しい表現だと思います。運動する時だけGPSを使う、というのは合理的だと思いました。散歩をトラッキングしたかったら、ワークアウトメニューで「ウォーキング」を選んでおけば良いですしね(でも、これを選ぶとつい急ぎ足とか、運動強度を上げたくなりますが)。
トレイルランニングをする人がつけてみた感想がGIZMODOさんのところにあります。やはり「薄い、軽い」が良いようです。あとは、心拍で運動強度が見やすく表示されるのが評判良いですね。
睡眠判定
他のスマートウォッチと同じく、これもジャイロと心拍数を使った睡眠判定をしてくれます。ハーバード大学の研究所と組んでいるとのこと。以前使っていた Fossil Q という製品は深い睡眠・浅い睡眠の2段階しか表示してくれなかったものですが、こちらは3段階。インターフェースもこなれていて良い感じです。
スコア画面にもあるように、毎回ちょっと違うTipsを教えてくれるのが案外タメになります。私は深い睡眠が続かないという悩みがあるのですが、昼間に2時間以上太陽の光を浴びると良い、と教えてもらいました。そうはいっても仕事がデスクワークなので、平日は、なかなか難しいですけどね。
ウォーキング
普段ほとんど運動をしない私ですが、会社帰りの早歩きの結果がこんな感じで表示されます。グラフで心拍数が急減しているところは、信号待ちで止まっていたことを示していて、感度いいなぁと感心しました。
表示される運動強度が5段階もあって、カラフルで見やすいのも良いですね。
地図との連携もしっかりしているし、見ていて楽しいので、もう少し運動しようかなと思わせる出来だと思います。
あの製品と比較
スマートウォッチといえば、普通は AppleWatch かなと思うので、ちょっと比較してみます。画面サイズを合わせたかったので比較対象として 44mm を選びました。
項目 | Huawei Watch GT | AppleWatch4 アルミ44mm |
大きさ | φ46.5mm | 44mm x 38mm |
厚さ | 10.6mm | 10.7mm |
重さ(本体) | 46g | 36.7g |
画素数 | 454 x 454 | 368 x 448 |
電池持ち | 22時間から2週間 | 18時間(公式) |
防水 | 5気圧 | 5気圧 |
Bluetooth | 4.2 BLE | 5.0 |
NFC(お財布)機能 | × | 〇 |
通話機能 | × | 〇 |
価格 | 26870円(税込) | 48800円(税別) |
持っていておしゃれなのは間違いなく AppleWatch だと思いますが、iOSでしか使えないし、価格と電池持ちを考えると、Huawei Watch GTのメリットがはっきりしますね。AppleWatchも、あと10グラムを電池に振り分けたら、結構使い勝手が変わってくるのかも知れません(価格はどうにもなりませんが)。
ひとつ、大きな違いはお財布機能の有無かもしれません。ウォッチだけで新幹線に乗ることはできない...のですが、こちらの記事によると、「北京、上海、深センなどの地域ではNFCによるバス運賃の決済が可能」とのこと。
これに Suicaの機能が入ったら、かなり便利ですね!
Google Fitとの連携
これまでの画面キャプチャーは Huawei Health(ヘルスケア)というアプリで、このアプリ内の設定でデータを Google Fit と連携ができることになっているのですが(自分タブ→データ共有)、実際には思ったほどうまく行かず、一部のデータしか連携しません。アプリ内に表示されるGoogle Fit のアイコンが古いので、Google Fit 側の仕様が変更されているのかもしれませんが、あまり意味がない感じです。
Google Fit は独自路線みたいだし、ムリに連携しなくても困らないので、アンインストールしてしまいました。Huaweiのアプリで十分です。
気になった点
使っていて一つだけ気になった点があります。スマホ側を再起動したりすると、天気予報の連携だけうまく行かなくなることがありました。そういう場合は、ウォッチ側を再起動すれば問題なし。
逆に、1か月使ってこれくらいしか気になる点がないというのは大したものかも。あとは、もっとウォッチフェースのデザインが増えると良いなと思っています。
(追記)
2019年2月、ファームウェアアップデート(1.0.5.28)でフェースが若干増えました。全部で13種類。早速、Elegantというものに変えてみました。シンプルでいい感じです(若干、ベゼルのデザインと合ってないような気もしますが)。日付を付けてくれたのはうれしいけど、曜日も欲しかった...ファーウェイさん、次回は是非お願いします。
(追記その2)
三か月たったので、多めの追記をしました。
(追記その3)
六か月たったので、エントリ書きました。
(追記その4)
ほぼ一年たったので、エントリ書きました。
まとめ
というわけで、今のところ不満もなく、というか結構満足感が高い製品です。これだけのものを、この値段で売ることができるというのは大したものだなと思う次第。(本当はカシオのスマートウォッチに興味があったのですが、値段が無理な感じで...)
ファーウェイ製品を買うのは初めてでしたが、この分だと他の製品も期待が持てそうです。
(以下宣伝。どのみちベルトを変えてしまうなら安い黒でよい気もしますが、ボディが銀か黒かグレーか、ベゼル刻印の色や、秒単位か24時間計か、という違いもあります)
一回り小さいモデルはこちら。女性視点で書かれたレビュー記事もおすすめです。