BlueStacksというソフトをご存知でしょうか。PCでアンドロイドのソフトを動かせる、エミュレータです。大変便利なので、ご紹介。公式サイトはこちら。
何のために使うのか?
エミュレータを使うメリットはいろいろあります。例えば
- ふだん使いのスマホに入れるほどではないが、使ってみたいアプリがある
- 大きい画面でスマホのアプリを使いたい!(ゲームとか)
- そこらのスマホより早く動くと聞いた!(ゲームとか)
- セキュリティ上、自分のスマホには入れたくないが、動かしてみたいアプリがある
私の場合、楽天の Point Screen というソフトで1クリック1円稼ぐ(といっても気が向いたときに5円もらうだけですが)とか、簡単なゲーム、NHK RADIO JAPANなどのアプリを入れています。いずれも自分のスマホに入れるほどでなかったり、息抜きのためだったりするものです。
ゲーム画面もでっかくすると迫力がありますよ。(実際にはこんなに拡大して遊ぶことはないですが...)
実際、BlueStacks はゲームのプラットフォームとしてよく使われるようです。
使い方
導入はとっても簡単です。再起動の必要もありません。
- 公式サイトからダウンロードしてインストールする。
- BlueStacksのインストールが終わったら、起動して、BlueStacksの中で使いたいアプリを Google Play ストアからダウンロード、インストールする。
通知の設定もこまめにできますし、スクリーンショットを取るのも簡単で、ネットワークの面倒な設定がないだけ、スマホのセットアップより簡単かもしれません。
ちなみに、アプリをいくつか立ち上げた状態でコミットしているメモリは248MBでした。私のマシンはメインメモリが 8GBしかないですが(しかも VRAMとして1GB使われています)、特に負担感はありません。
画面について
上のほうで画面を拡大して遊べると言いましたが、実は、対応しているソフトでないとこんなにきれいな画面にはなりません。縦画面固定のアプリや解像度固定のアプリなど、古いものは思ったように拡大してくれなかったりします。ただ、それでもスマホ画面よりは見やすいような気がします。
性能
私なんかは歳なので、エミュレーションというとスピードが気になるところですが、公式サイトが「最速スマートフォンの6倍の速さ」とうたうだけあって、必要十分だと思います。私のマシンは Ryzen 3 PRO 2200GE、メモリ 8GB(DDR4-2666デュアルチャンネル)と、割と平凡なスペックですが、Antutu ベンチマークの結果は御覧の通り。メモリーは速すぎて異常値として判定されてしまいましたが、CPU性能もGPU性能も、そこいらの安いタブレットより断然速いです。
こちらの画面でもわかりますが、BlueStacks4 は自分のことをサムソンギャラクシー S8+ と名乗ります(モデルコード SM-G955F)。S8+の実機による数値を Antutu Ranking (
https://www.antutu.com/en/ranking/rank1.htm)
で見てみると、CPUが 62312 - 68649、GPU が 42960 - 43958, UXが 76737 - 77267 となっているので、CPUとGPUは実機より早く、UXだけ若干遅いという結果になりました。
ちなみに、改めて自分のスマホで Antutu 走らせたら...断然遅かったです。Qualcomm SDM450、ミドルクラスだと思っていたのですが...エミュレータに思いっきり負けた...
まとめ
ということで、それほど母艦のスペックを必要とせず、高速なエミュレーションができる BlueStacks。普段使いのスマホには入れたくないが、遊んでみたいゲームとかアプリをちょっと動かすのに、大変便利ですよ。