寒くなってきました。外気温が下がってくると、エアコン暖房の霜取り運転が気になります。ぬくぬくと温かい、オイルヒーターを一度味わうとなかなか捨てがたいものがあります。が、オイルヒーターは重いし...
と思ったら、最近は「オイルフリーヒーター」というのがあるらしい。なんだか良さそうじゃない?ということでポチリました。公式はこちら。
使い勝手はオイルヒーター以上かも
ということでやってきました、Dimplex B01。一番安いベーシックモデルです。
こんな形で、机のわきにちょこんと置けます。やはり軽量(8kg)というのが嬉しいところで、邪魔になったらすぐ動かせるし、シーズンオフの時に押し入れにしまうのも簡単。
公式にも謳われていますが、もう一つのメリットは立ち上がりが早いこと。オイルを温める必要がないので、スイッチオンですぐ対流を感じます。(逆に言えば、消したらすぐ冷めちゃいますけどね...オイルヒーターのふわっとした余熱が好きな方には向いていないかもしれません)
外から見ると、どうやら発熱体が3本。それぞれ400Wらしく、400W運転時は上の方だけ熱くなります。800Wで上と中央、1200Wで全体が熱くなるという感じ。表面温度はカタログによれば70度。ちょっと熱めですね。赤ちゃんとか小さいお子さんがいるご家庭は、ちょっと注意かもしれません。酷い火傷、にはならないと思いますが。
買ってからカタログ見てれば世話ないところですが、B04という中級機種であれば、表面温度は60度だったり、自動省エネ機能がついたりするので、そちらのほうが良かったかも...(とはいえ、値段も上がってきますが)
温度を測ってみた
さて、いつもの放射温度計(シンワ エフ・ポッケ)で放熱フィンの温度を測ってみました。(エフ・ポッケは安くておすすめです)
400Wで運転しているときのデータですが、800W だと半分から上が、1200Wだと全体が温まる、というだけで傾向は同じです。6枚フィンの両端が50度くらい、中央部が70度くらい。カタログどおりでした。
上面はしっかりとした上昇気流を感じます。オイルを使っていなくとも、オイルヒーターらしさを醸し出します。良い感じ。
電気代について
オイルヒーターは電気代が気になる、という記事があちこちあります。最大消費電力1.2kWですから、この出力でつけっぱなしにすれば、そりゃ高いだろうなぁと思います。が、これはオイルヒーターに限らず、電熱式のものはみんな同じ話ですね。効率を考えたら、エアコンが正義。
うちでは、オイルヒーターは寒い日に窓際に置いて、冷気が下りてこないようにする補助的な用途に使っています。それでも大抵 400Wでの運転ですね。高級機の省エネ運転がどんなものなのか興味ありますが、電気代だけ見ればエアコンにはかないません。
とはいえ、輻射熱のポカポカした感じは捨てがたいものがあります。
まとめと宣伝
1万円ちょいでオイルヒーターらしい暖房器具が買えるなんて、良い時代になったもんだなぁと思う次第です。特に、暖房なのにエアコンから涼しい風が出てくるような寒い日には、全力でおすすめします。
(なので、全力で宣伝↓)
やはりタイマーくらいついてたほうが良かったかなぁとか、省エネ運転気になるなぁとか、値段だけで選んだことをちょっと後悔...
他にもレビューがあるかなと思ったら、dimplexと言えば暖炉型が人気らしいです。
が、オイルフリーヒーターも良いですよ。
追記:デロンギ
オイルヒーターと言えばデロンギ、と思っていますが、「マルチダイナミックヒーター」という名前の、オイルレスモデルが2016年から売っているのですね。オイルを使わない、ということが伝わりにくい名前なので気づきませんでした。
デロンギさんの方が温度制御とか、賢くて使いやすいかもしれません。お値段はちょっと張りますが。こちらも考慮すればよかったかな...上の B04 より安い。メインの暖房にするならお勧めかもしれません。
追記2:ビックカメラ記事
販売店さんのわかりやすい比較記事があったのでリンクしておきます。
https://www.biccamera.com/bc/i/topics/osusume_oilless_heater/index.jsp