うちは Nuro光なので、ルータから先の速度には問題ないのですが、光ONU一体型のルータ(FG4023)は、微妙にWiFiアンテナが弱くて、距離が離れると速度が落ちてしまうので、WiFi6ルータを物色していました。
今回、アマゾンタイムセールで割引していたTPlinkの Archer AX73/AX5400を導入して満足できたのでメモしておきます。
4T4Rの威力
FG4023は 3x3 MIMO で 1300Mbps。WiFi5としては標準的な?スペックでしたが、今回は 4x4 MIMO の機種にしようと決めていました。
AX73のスペックはこんな感じ。
特に期待していたのは下記の点。
- 4x4 MU-MIMO, 4T4R
- ビームフォーミング
6本もアンテナ立ってるのだから、大きな期待をもっていましたが、実際のところ期待通りの性能でした。木造戸建てで、基地局を1Fの押し入れの中に設置し、2Fの同じ部屋に置いてある iPhone、パソコン(子機は Archer T9UH)、アンドロイドスマホの3台のリンク速度(Rx/Tx, Mbps)はこんな感じ。
特に T9UH との組み合わせは、T9UHの方もビームフォーミングの機能があるからか(あるいは同じメーカーだからか)、安定してギガビット級のリンクが構築されていて実に快適です。FG4023の時も、700Mbps~800Mbpsは出ていましたが、一段上という感じ。買ってよかった。
USBストレージも
あと面白いと思ったのは、USBにストレージを繋ぐと簡易NASになるところです。Time Machineのストレージとしても使えるらしいので、Macユーザには嬉しい機能かもしれません。
ゲストネットワークの設定
最近のWiFiルータはいろんな機能があるもので、ゲスト用のネットワークを設定することもできるとか。友達が遊びに来た時など、便利に使えそうです。
ちょっと苦労したのはブリッジ設定
とはいえ、最初の設定にはちょっと引っかかりましたのでメモしておきます。
FG4023はONU内蔵なので、ルータの機能はそのままFG4023を使うことにして、Archerの方はアクセスポイントモードで動かすことにしました。動作モードを図のようにして変えれば動く...と思ったのですが、DHCPでデフォルトルートの設定を取ることができず、そのままではインターネットに出ていけませんでした。
まずやったことは、DHCPサーバの機能を止めること。アクセスポイントモードで動いているくせに、なぜか別のサブネットのIPアドレスをクライアントに振ろうとしてくれたので。DHCPは FG4023にお任せです。
さらに、本機のIPを固定(手動設定)し、デフォルトゲートウェイを FG4023に向け、ようやく普通に使えるようになりました。
なおブリッジとして使用する場合は、製品の売りの一つである HomeShield機能が使えなくなるので注意です。
まとめ
というわけで、多少設定に引っ掛かりましたが満足度の高い製品でした。これが1万円ちょっとで入手できるなんて、TPlink様様、といった感じですね。