最近、築42年の古い家を思い切って壊して、建て替えました。予算が限られていたので、地デジアンテナは自分で何とかすることに。
とはいえ、狭小住宅なので屋根の勾配もきつく、自分でアンテナ工事は厳しいなと思っていたところ、最近は屋根裏設置が流行とのこと。物は試しと、やってみました。
まずは電波の強さを確認
一応23区内なので強電界エリアになっています。発信元は、スカイツリー。
放送エリアはAPABのサイトで調べることができます。
目標はTOKYO MXも受信できることですが、さてどうなるか。
アンテナ選定
一般に、屋根裏設置にはこういう平面タイプが良く使われるようです。結構な大きさ、重さがあり、ちゃんと屋根裏で柱に固定する必要がありそう。結構手間がかかるなぁと、腰が引けておりました。
(参考ページの例)
一方、室内用の地デジアンテナも各種存在、というか多すぎてどれを買ったらいいかわからないくらい存在します。レビューも様々。室内の環境次第で、良く映る場合もあれば、全然ダメな場合もあり、ちょっとした賭けになります。が、強電界地域なら小さいアンテナでもなんとかなるのではないか?
とりあえず、国内メーカーであり、昔から何かと愛用しているマスプロ電工さんの、割と高評価のコメントが多いブースター付きの製品(UTA2B)を試すことにしました。色は銀と黒があるようです。屋根裏に押し込んでしまうので、どちらでも良いですが(笑)安いほうで。
届いてみると、まぁ軽い。小さい。大丈夫か心配になって、仮住まい中のマンション2階室内でつないでみると...TOKYO MXどころか、地デジキー局が一つ二つ欠ける感じ。鉄筋コンクリートと室内アンテナの組み合わせは、やはり厳しいですね。(マンションならアンテナがちゃんとあるので、そもそも室内アンテナなんて不要ですが)
木造なら大丈夫かな...
さっそく設置
さて、そんなわけで不安をかかえつつ、木造一戸建ての2階屋根裏に用意された、わずかなブースター設置スペースに潜り込ませる形で設置してみました。軽いので、何の固定もせず、梁の上にただポンと置いただけ。向きは、何となくスカイツリーならこっち方向だよねと言ったレベル。
本来は外のアンテナと接続されるはずの同軸コネクタを分配器から外して、そこにこれを接続。
さぁどうなるか。
無事映りました
ほとんどの局で受信レベル80をクリアしました。TOKYO MXも問題なし。さすがにTVKは入りませんでしたが...
ほっとすると同時に、アンテナ工事を頼んでいたら何万円もかかったところ、数千円で済んでしまったことに感謝です。マスプロ電工さんありがとう。
アンテナは梁の上に置いただけなので、強い地震が来たらパタッと倒れるかもしれませんが、倒れたらまた起こせばいいや、と気楽に構えています。何しろ190グラムしかないので。手軽で便利です。
衛星放送は...
同じように衛星アンテナもDIYで屋根裏設置ができると便利なのですが、さすがに電波の特性上無理な話なので、まぁそのうち、必要な時が来たらアンテナ屋さんに頼むのかなと思っています。以前の古い家では、窓もシンプルなガラスでしたので、南側の窓際に衛星用のアンテナを置いておけば受信できましたが、今回の家は今風の low-Eペアガラスで、防火窓なのでワイヤー入り。試すまでもなく無理な感じです。
衛星契約は高いし、工事に何万円もかけるほど衛星放送見ないし、どうしようかなと躊躇している間に、4Kはネットで見ればいいやと言うことになりそうな予感がしています。
設置Tips
その後いろいろ試して、分かったこと。
- 水平偏波と垂直偏波が選べるが、水平偏波の方が良好。
- 卓上アンテナの前に電源ケーブルやら同軸ケーブルやらが散らかっていると弱くなるので、アンテナの周りは片づけたほうが良い。
- 角度は適当、と言いつつ、やはりちゃんとスカイツリーに向けると受信レベルが上がる。梁に両面テープでくっつけようかな...
マスプロさんのガイドブックがわかりやすいです。