私はもうオッサンなので、高音域は聞こえなくなっているし、オーディオの音質にはあまりこだわらない人になっています。が、今どきのHDD容量であれば、わざわざ mp3 なんぞに圧縮する必要はない、という記事を見かけて、それもそうかと思った次第。
手持ちCDの再リッピングにトライしてみます。
ツールは何を使えばよいのか?
CDの曲をPCに持ってくるのは、長いこと iTunes に任せていました。が、世の中にはいろいろなソフトがあるようで。ググっていろいろ出てきた中から、三つのソフトをインストールすることになりました。
Exact Audio Copy
まずはEACこと、Exact Audio Copyです。
使い方や設定の仕方はあまたのサイトがあるので、そちらを見ていただければ。私が参考にしたのはこちら(というか結局このサイトの薦めるとおりの組み合わせになったのでした...)
印象としては、エラーのないファイルを抽出するための本格ツールという趣。ちょっと使ってみて気づいたのは下記でした。
- セキュアモードを選ぶと、リッピングに2時間とか、相当に時間がかかる場合が出てくるので、その場合はシンクロナイズモードを使う必要がある
- レベルの正規化ができるのは便利そう
- CD丸ごとイメージになってしまう?個人的にはトラックごとに分かれているほうが嬉しいが...
- リッピングの結果がログで詳しく出てくるので、正確さにこだわる方はこのツールしかない?
foobar2000
次がこちらのツール。
やはり使い方はこちらに教わりました。
こちらは割と見かけがシンプルなのですが、リッピングもできるとのこと。教わった通りにFLACのエンコーダーを追加でインストールしました。こちらは、あまり難しいことを考えずに使えそうです。
普段は Drive Settings の security を standard で使って、それで何か困ることがあれば disabled にすればよさそう。手持ちのCDの中で、standard だといつまでたっても終わらないものがありましたが(これはExact Audio Copyでも同じ症状)、disabledで一応コピーできました。EACの場合はシンクロナイズモードを使う場合になりますが、品質の差がどれくらいあるのか?について、私の耳で聞いたくらいではわかりませんでした...ので、気にしないことにします。
foobarのまとめはこちら。
- 基本的には再生ソフトなので、見た目がシンプル
- EACに比べると設定項目が少ないが、その分簡単に使える
- トラックごとにファイルを作ってくれるのがうれしい
作業時間は、リアルタイムにFLAC形式でファイルを落としていく場合で、CD一枚あたり10分~15分くらいでした。
MusicBee
最後はこちらです。これがあれば iTunes要らないんじゃないか、という感じのオールインワン。楽曲の購入はできないようですが。
こちらも、使い方はこのサイトに教わりましたので、リンクを張っておきます。
CDの読み込みはこんな感じの設定があります。
ここで「セキュアな取り込み」を選んでも、結構な速度でリッピングしてくれます。本当にエラー訂正してくれているのか心配になるくらいですが...大体、10分もかからず終了します。AccurateRipで検証するのもいい感じです(が、inaccurateと判定されることが多い気も...)
ただ、ここでライブラリに自動追加してしまうと、あとで音楽ファイルを別の場所に移したりすると、二重に登録されたりしてうまくいきません。かといってインボックスに追加、というのを選んでも、イマイチ手間がかかる感じです。お手軽に使えそうですが、音楽ライブラリをローカルに一元管理する人向けかもしれません。
MusicBeeのまとめ。
- iTunesのように便利に使える
- 自動取り込みは、便利なのでこれ一本で行けそう
- ただし、音楽ファイルの置き場が通常と違ったりすると対応が取れなくなったりする
まとめ
というわけで、下記のように使い分けることにしました。
- 通常のリッピングは、foobar2000を使う。
- ここぞというときは Exact Audio Copyを使う。
- 再生は MusicBee を使う。
ライブラリの構造がシンプルな方は、全部 MusicBee で行けると思います。カバーアートを付けるのも簡単ですしね。