知り合いのお子さん、一浪して東大に入ったけど1年目から留年とのこと...実は、あまりにも東大入学が目標になっていたのでちょっと心配していたのです。
背伸びして無理して入学しても、どうなのかなぁと。入学がゴールになっていると、ゴール達成で気が抜けてしまうんじゃないかと。
そこで「東大はゴールじゃない」というメモでも書くか...と思って検索してみたらヒットしたのがこちら。さすが良いこと書いてあります。
「東大が人生のゴールなんて愚の骨頂」
記事は開成学園の前校長の人となりを紹介しているものです。開成と言えば、学年の3割が現役で東大に進む、超有名進学校...日能研R4結果偏差値で72を誇る秀才の集まりです。
そういう集団だからこそ、「東大なんてゴールじゃない」的な余裕のある発言ができる...と思われるかもしれません。凡才にこそ「東大」のメッキが必要なのだと。秀才には凡才の考えなんてわからないだろうと。
でも、「東大」が「人生のゴール」だとしたら、残りの人生をどうするんでしょうか。「東大」の代わりに何を入れても良いですが、まだ二十歳前後の若者です。入学した後のことも、ちゃんと指し示してあげるのが親心ではないでしょうか。あまりにも「東大さえ入れば」的な話を聞くと、大丈夫かなと思ってしまいます。
進学は人生の一つのイベントではありますが、ゴールではないよな...
5人に1人は留年している
ちょっとデータを探してみると、東大の留年率は 21.3%。ほかの大学と比べると、それなりに高めですがびっくりするほどでもありません。
休学して外の世界を見に行くのもアリ
東大の休学率が上がっているという記事もありました。受験に追われて目標を見失っても、ちょっと立ち止まって視野を広げに行く...若々しくて羨ましいことだなと思います。
若者頑張れ
ということで、知り合いのお子さんには是非奮起を期待したいところです。親から「東大入れ、東大さえ入れば人生安泰だ」とか言われてきたかもしれませんが、あなたの人生はあなたのものです。しっかり自分の頭で悩んで考えて、納得できる何かが見つけられますように。おっさんは勝手に応援しています。