買って半年でぶっ壊れたMinisforumのACアダプタ。まぁミニPC自体はまだ生きてますが、困ったもんです...
今回は、最近買ったUSBテスター FNB48P と、USBのインテリジェント負荷KZ35を使って、このアダプタを調査してみます。
FNIRSIのUSBテスター、FNB48P
こういう時に活躍してくれるのが、こちらのテスター。Aliexpress でポチっておいたものです。買ったのは Bluetooth less のモデルなので、箱の写真とはちょっと違うのですが。
こいつの嬉しいところは、PDのプロトコルチェッカーがついているところ。ユーザのレポートがこちらにありますが、いい感じです。
ではPDの能力を見てみます
こんな感じになりました。PD3.0, 60Wとのこと。あれ? 65W じゃなかったのか...道理で安定しなかったわけだ。
インテリジェント負荷の KZ35 は PDプロトコルを喋れないので、QC3.0 で 12V 設定...したいところですが、11.94V しか供給できないと言っているので、まぁそれで、とりあえず 2A くらい引っ張ってみます。
が。だめだ...電圧が維持できません。プロトコルは QC2.0 12V と表示されていますが、いずれにせよ 11.3V って...
さらに電流を2.5A 引いてみたら、こんなことに。まさにぶっ壊れてます。プロトコルも謎表示に。
壊れていないアダプタでは
念のため、壊れていないPDアダプタ(65W)で、12V/2.5A 引いてみた時の値がこちら。
プロトコルもちゃんと QC3.0 となっているし。正しく動いてます。
壊れたアダプタの利用先は...
もう捨てるかこれ、と思っていたのですが、5V なら 3A 引いても大丈夫でした。
お?ひょっとしてもう少し引ける? 5V5A 引けたら、ラズパイ5の電源として使えたりするかな?
ということで、KZ35の設定を 5V 5A にセット。
いざ、負荷ON!
あっっ
ごめんなさい...とどめを刺してしまいました。燃えないゴミ行きです。残念...
まとめ
というわけで、USBテスターや負荷を持っていると、怪しい電源の動きを調べることができます。負荷の設定さえ間違えなければ、間違って壊れることもないと思いますが...過負荷保護がついてない電源の場合は、あっさり壊れるので注意が必要、でした。
Minisforum のACアダプタはかなりショボいので、使わないほうがよさそうです。
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KZ35はこういう奴です。2899円。