私が若いころ、日本のものは高品質というようなイメージがありましたが、どうも近年はダメみたいです。ハイオクのガソリンを入れても、肝心のオクタン価が規格値を下回っているというニュースをみつけました。
普段はレギュラーガソリンしか使っていないワタクシですが、15サンプル中4つも粗悪ハイオクだったというデータ...26.7% ですから4回に一回はやられるということ...という状況は酷いですね。
なぜこうなっている?
以前、「同一エリアなら、ブランドが異なってもハイオクガソリンの中身は同じ」というニュースがありました。
最初の記事にエネオスの社内基準が 99.5 であることが書かれています。エネオスさんのWebページを見に行っても「国内最高水準のオクタン価」とか書かれています(数字がないところが痛いですが)。また、アポロステーションハイオクのお客様相談室に聞いた方の記事によると、「オクタン価はおおむね100」とのこと。コスモについても、調べたところ 99.5だと称している模様。
なので、末端で測定して98未満になっている原因を元売り各社は調べる責任がありますね。ひどい話です。
(情報元リンク)
今に始まった話ではなさそう
2020年に書かれたこちらの記事によれば、日本のハイオクはおおむね96前後とのこと。今回分かった実態に合致していますね。Shellの V-Powerだけはまともなので、これ一択だったそうですが...
残念ながら最後の救いだった Shell V-Power の販売が徐々に終了となる様子。オクタン価98以上を要求する欧州のハイパフォーマンスカーは、日本のハイオクでは乗れなくなるのでしょうか??
どうしてもハイオクにしたい人はコレ
世の中にはオクタン価をあげる添加剤があるようです。これを入れれば、ポルシェでも大丈夫?ちょっと高いので「ここぞ」という時用でしょうかね。
元売り各社がうたい文句通り「ほぼ100」のハイオクガソリンを売ってくれれば、こういう余計な心配もしなくて良いのですがね...
だんだん、日本製品から「信頼」の文字が消えていく気がして寂しいです。