shimiminの日記

IT系のメモ書きです。

Minisforum EM680 レビュー

少し前から狙っていた Minisforum のミニPC。ついにポチってしまいました(スペックに負けた...)ので、メモ。

劇的な小ささ

公式はこちら

Minisforum EM680store.minisforum.jp

スペックは見事なり

実際に届いてみると脅威の小ささですが、もともとはスペック重視で選んだのでした。

Ryzen7 6800U(8C16T), Radeon 680M, LPDDR5メモリ、USB-PD給電可能、WiFi6E対応...とにかく期待大。

雑誌レビューはこちら

pc.watch.impress.co.jp

いそいそとパワーオン。確かに静かです。

いつものベンチ

ではCPU-Zを見てみましょう。わくわく...

CPU-Zのベンチ

あれ~?あれあれ~?今使っている Core i7-1195G7 が 555.7/2172.6 ですから、Single Thread の方はほとんど変わりません。

まぁマルチスレッド性能が倍以上になったから良しとしましょう。

 

ついで、Octane2.0。 

Octane 2.0

うおっ、こちらも僅差でした。Core i7-1195G7 (Octane Score: 66118)との差は、あまり大きくない様子。

このサイトにある通りですね。singleスレッドで負けるのはベースクロックやターボブーストクロックが負けているせいかもしれません。

www.cpu-monkey.com

CPU-Z で眺めていると、OSがアイドル大体 2.6GHz で回っています。Core i7 のほうが 1GHz から 4.8GHz まで幅広く使っているのと比べると、ちょっと電気が無駄になっている気分。

試しに測ってみると、アイドル時は 0.3A~0.6A くらいです。20V なので 12W くらいですね。Octane 2.0 動作中は 1.5A くらいなので、30W。ちなみにGPD Pocket3 だとアイドル時 15V 1.8A~2A、Octane 2.0 動作中で 3A = 45W ですから、しっかり省エネでした。

ストレージはどうでしょうか。

CrystalDiskMark

512MBの設定だからか、雑誌のデータよりちょっといい感じですね。いずれにせよ十分な速さ。ただ、このベンチをやった後でSSDの温度を測ると62度となっておりました。ミニサイズなので仕方ないですが、SSDの放熱環境は今一つなので注意が必要です。

設定をいくつか

いつものように、各種設定をば。

  1. Chromeインストール
  2. ローカルアカウントの作成
  3. OneDriveの同期解除、アンインストール
  4. Microsoft365の要らない言語を削除(なぜかいちいち、時間がかかります)
  5. その他要らないソフトを削除

OneDriveを消したら Octane Score が 71875 になりました。ウェーイ

BIOSを眺める

BIOS画面はどうでしょうか。起動時のロゴが出ている間に F7 キーを押せばOK。

ですが、あまり変更可能な項目はなく、見ただけで退散しました。

DRAMクロックは6.4GHzとなっていました。

ヘッドフォン出力は

3.5mmジャックがついているので、ヘッドフォンをつないで聞いてみたところ、結構低音がしっかり出ます。あまり期待していなかったのですが、これは予想を超えてきてくれました。

まとめ

こんなに小さいのに、手持ちのPCの中で一番速いという不思議。動画編集や3Dゲームには向かないそうですが、普通に使う分には十分なパワーで満足しています。

あとは寿命がどの程度か...

(3か月使用後の追記)

最初は静かだと思っていましたが、静かな部屋とか深夜使っていると、ファンの音が若干気になります。キータイプの音でまぎれるとはいえ...この辺りは、小径ファンの宿命ですね。

(6か月使用後の追記)

ACアダプタが死にました!なんと...まぁ、Ankerの65Wアダプタで元気に動いてますが、半年で死ぬ純正アダプタってどうなんでしょうね。

 

(以下宣伝...円安のせいか最近はちょっと値段が高い感じ)

今なら32GB/512GB で 84980円ー13500円クーポン適用で71480円...

最近は Ryzen7 7840U+Radeon780M のモデルが。進化が早い...こちらは 32+512 で 123980円ー23556円のクーポンで、ぎりぎり10万切らないくらいですね。