shimiminの日記

IT系のメモ書きです。

大学生協推奨PC比較(2024年版)

国公立大学前期の合格発表が終わり、受験に一区切りついたご家庭もあるかと思います。新学期に向けて、パソコンを買わなくちゃ...となった時に、目につくのが「大学生協オリジナルモデル」。

昨年、旧帝大の生協モデルを比較したら割と面白かったので、今年もやってみました。さて今年の覇者はどの大学生協さんになるのか?

去年はこちら。1位は九大でした。

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比較表!

昨今はMacも薦めてくる大学がありますが、Windows機で比較します。基本的にメーカーは昨年と同じ傾向ですが、京大がパナから富士通に変更となっています。

大学 機種 CPU メモリ SSD ディスプレイ 重量(g)
北大 Surface Go3 Core i5-1235U 16GB 256GB 12.4/変則 1130
東北大 LIFEBOOK UH08/H3 Core i7-1360P 16GB 256GB 14.0FHD 918以下
東大 dynabook 駒場モデル Core i5-1340P 16GB 256GB 14.0FHD 940
名大 LIFEBOOK UH08/H3 Core i7-1360P 16GB 256GB 14.0FHD 898
京大 LIFEBOOK UH08/H3 Core i7-1360P 16GB 256GB 14.0FHD 918以下
阪大 Let's note CF-FV4 Core i7-1360P 16GB 512GB 14.0QHD 1099
九大 Let's note CF-FV4RFAAS? Core i5-1345U? 16GB 256GB 14.0QHD 1099

さすがにメモリ8GBのモデルはなくなりましたね。

ではコメントです。

北大あかん

なんと昨年を踏襲してきました。いやー、今年もまた他大学より1世代前のCPUを推してくるとは思いませんでしたよ。ディスプレイも相変わらず狭いままだし。一番重いし。2年連続でワーストです。残念。

富士通の躍進

東北大、名大、京大は LIFEBOOK UH08 で横並びとなりました。Core i7-1360P でこのスペックなら、確かに4年使えますね。生協ごとの色が出なくてつまらない...と思いつつ、なぜか名大のモデルだけ20g軽くて900gを切っています。よく調べてみると、富士通の型名は京大も名大も同じなので、スペックを出す時期によって表記が異なっているだけのようです。

ともあれ、14インチで約900gというのは学生さんに優しいスペックだと思います。性能と軽さのバランスがよく取れています。

東大冴えん

昨年は割と独自色を出していた東大ですが、今年は富士通の躍進の陰に隠れてしまいました。まぁ普通、というか弱め?来年は捲土重来を期すべく頑張ってください。

大阪はやっぱりパナソニック

阪大は昨年もユニークでしたが、今年もがっつり、一人だけ512GBの SSDを搭載してきました。スペック上はトップですが、富士通UH08に比べて 181g、おおよそスマホ一台分重いのをどう考えるか...微妙な感じです。

九大もパナソニック

九大は昨年のハイスぺモデルの2024年版を標準モデルに持ってきた感じなのですが、CPUの型番をちゃんと書かないのがいまいちです。パナの法人モデルと同じであれば、i5-1345U なので、スペック的にはおそらく北大よりちょっと上くらい。昨年の勢いはどこへやら...もう少し頑張って欲しかった。

まとめ

こうして比べてみると、「昨年と同じでいいや...」と思っている大学と、コスパをしっかり見ている大学があるように見えました。大変興味深いです。

今年の順位を考えてみると、7位は北大で決まり。6位はちょっと悩みますが、まぁ九大でしょう。5位は...工夫が見られない東大。4位は重量級を選んだ阪大で、性能と重さのバランスをとった東北大・京大・名大を同列1位としました。重量表記に揺れはありましたが、良く調べたら同じものでしたので...

北大は来年もマイクロソフトなんですかね?はてさて。