昨年WSLがバージョンアップして、かなり便利になったということで更新しようと思っていたのですが、Win10のプレビューリリースを入れなくてはならなかったりして躊躇していました。が、春にバージョン2004がでて、いよいよ普通に使えるぞと思っていたのですが、いろいろトラブルがあって2004がなかなか降ってこない...ので、夏まで待ちました。が、8月になってもまだ降ってこない。
比較表を見たりしていると、やっぱり WSL2を入れたいなぁ、ということで、もう待ちきれないので入れてみました。
Win10 バージョン 2004 への更新
Windowsでハマるのは嫌なので、私は常に安定志向です。今回は少し冒険することになるので、慎重に行きます。まずはシステムのバックアップ、イメージ、回復ディスクを作成。ついで、現在の問題を下記にて確認(英語)。
これによると、2020年8月時点で残っているのは主に次の2点。
- Errors or issues during or after updating devices with Conexant ISST audio drivers
- Dragging with the mouse in some apps might cause issues for some IME users
うちは Conexant のオーディオドライバーは使っていないので問題ないですが、IMEの文字列をマウスでドラッグすると問題が起こる可能性があるとのこと。ただ、その手の問題が起こったら「互換モードを有効にする」で当面回避できるとのこと。
まぁ、これくらいなら更新しても良さそうですので、更新パッケージをダウンロードします。こちらのリンクから「今すぐアップデート」をクリックして、インストーラを動かして再起動。多少時間がかかりましたが、特に問題なく完了しました。まずは一安心。
WSLのインストール
無事、Win10の更新が終わりましたので、さっそく WSL2を設定していきます。手順はこちら。
他にも、多くの記事が公開されています。クラスメソッドさんのブログが一番わかりやすいと思うのでリンクしておきます。
一応、画面スナップショットなどを。エラー 0x1bc というのは、wsl2に対応したディストリビューションがなかったり、カーネルの更新がまだだったりすると出るようです。
カーネルの更新はこちら。この辺もクラメソさんのブログに書いてありました。
で、スナップショットを一応貼っておきます。
最後に、好きなディストリビューションをインストール。私は Ubuntu 20.04LTSを選びました。もともとの WSL 用に作ってあった Ubuntu 18.04 は、WSL2用に変換しても良かったのですが、あっさり消すことにしました。
wslconfig /u Legacy とか、コピペで間違えた行も含まれていますが(笑)名前を指定すれば消えてくれます。
ターミナルの設定など、また多少環境整備が必要ですが、前より動作もキビキビしているような気もするので楽しみです。ぼちぼち進めていきます。
2021.8.22 追記
コマンド一発でインストールできるようになっているようです。
随分進化しているんですね。