実家で使われなくなった古いデスクトップを引き取りました。
もともと Win7だったのを、Win10にして使っていましたが、遅くてたまらんというわけです。CPUは Celeron G470。
確かに遅くて、リソースメーターを動かすだけでCPUを2割くらい使うほどでしたが、古い Core i3のCPUなどヤフオクで1,000円もしないのです。つい興味本位で、CPUを変えてみたくなりました。
変更前のスペック
Celeron G470 のスペックはこちら。2013年リリース。やはりコアが1つしかない点と、キャッシュが 1.5MB しかないところが弱いです。TDPは35W。LGA1155ソケットです。
CPU-Zでベンチマークをとってみると、見るも無残な結果に...
シングルスレッド38.6とは...手元の Ryzen3 だと 411 ですから、1/10の性能です。実際、使っていてもストレスがたまる感じですね。
交換
さて、基本的には好奇心だけですから、それほどお金をかけるつもりはありません。ターゲットとして選んだのは Core i3-3220T というもの。ただの 3220 よりも発熱が少なく、TDP35Wのものです。こちらは2012年登場。コアは2つだし、キャッシュは 3MBあるし、クロックも 2.8GHz。
予算を1000円に決めて、ヤフオクで入札。900円弱で落札することができました。交換作業は、ドライバで放熱ユニットを外して、乗せ換えて、シリコングリスを塗って、元に戻すだけです。30分くらいでしょうか。
こちらに同じような作業をされている方のブログがありましたのでご参考まで。
いざ火入れ
この手の作業のあとは、いつもドキドキする電源ONの儀式。祈りながらプチっと押すだけですが...Lenovo のロゴが出て一安心。
と、思いきや、Windowsのロゴが一瞬見えたとたん電源が落ちてしまいました。あらあら。
仕方ないので BIOS画面へ。BIOS画面は安定しています。ハードウェアに問題はなさそう。では、ちょっと設定を変えてみるかと思って、CPU-IDを返すのに余計なことをしていそうなところを2か所 DISABLE に変えました。F10 押して再起動。今度は無事立ち上がりました。おー、なかなかキビキビした感じ。ベンチマークは...
いや、やっぱり大したことない数値なのですが(手元の Core i3-8145U だと 394なので 1/4くらい)、元の値からしたら 2.5倍から3倍に向上!これは嬉しい。リソースモニターを動かしても、2%位しかCPU食わないですし。
実際、これならまだまだ使えるかも...Win10は20H2なんですが、こんなに古いCPUでもちゃんと動くんですね。えらい。
まとめ
というわけで、遅くてどうにもならない、と思われたマシンであってもCPUを変えると見違えるように変わることがわかりました。まだ使えるとなると、捨てられない...メルカリとかで欲しい人探してみるかな...