shimiminの日記

IT系のメモ書きです。

メインマシンを変更(GPD Pocket 3)

メインマシンは大体2~3年で買い替えをしています。前回が2019年調達なので、そろそろ次をどうしようかと。昨年のブラックフライデーとかサイバーマンデーとか、そういう時期に Lenovo の小型デスクトップを狙ってみたのですが、思ったほどコスパに納得できず...

そんな時に出会った記事がこれ。なにこれかっこいい!

pc.watch.impress.co.jp

そういうわけでINDYGOGO初参入。このスペックでこの値段なら、もう買うしかないだろうと。

というわけで、年末にやってきたのです。ちっこくて、サマになる奴が。

 

開封の儀

かっこいいなぁ...と思いながらいそいそと開封。心配していた技適番号もついていました(総務省のデータベースにはまだ載っていなかったですが...)。

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おまけのストラップ付です

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中も結構頑張ってます

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電源ON!

いやーいいですよこれ。

と思ったら...

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なんじゃこりゃー

まさかの中国語版?これじゃぁ、わからんじゃないか...と思っていたら、なんだかフリーズしてしまった。えー大丈夫か?

で、困っていろいろいじったら、システム復元させることに成功(というのか?)。

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さらなる試練が...

うーん、これは結構ハラハラします。おとなしく日本で発売開始されるまで待っていればよかったのか?

一応動きました

上記のような波乱があったので、どきどきしましたが、Win10が入って、しばらく待っていたら Win11 が降ってきて...今はこんな感じです。

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いい

この状態で、画素1920x1200、拡大率175%です。トラックパッドとクリックボタンが左右に分かれているのも、特に問題なし。キーボードのピッチは16mmで、割と打てると思いましたが、いざあれこれ打とうとすると、やはり記号が全然打てない...

特にセミコロンとクオート、マイナスとイコールの二列が足りない点が厳しく、普段は外付けキーボードをつなぎっぱなしにして使うことになりそうです。UMPCとしては標準的な配列らしいのですけどね。

あと、SSDパーティションが C: 100GB D: 840GB みたいになっていて、これはどうかと思っています。落ち着いたら切りなおすのかな...

ベンチマーク

さて、念願の Core i7 ですので、さっそくベンチマークです。といっても、軽く傾向を押さえるだけ...なので、いつもの Octane 2.0 と CPU-Z にて。

まずは Octane 2.0 です。リファレンスは、Ryzen3 の 32209 という数値。さぞ速いだろうといきこんだら、まさかの 15413...本気出さないにもほどがある。

省エネ設定だったかな、と思ってACアダプタを接続したところ、でました 61447。ぶっちぎりです。電源設定は「バランス」にしていたのですが、バッテリ駆動の時とAC駆動の時で4倍も差があるとは...

気になって電源設定を「最適なパフォーマンス」にしてやり直してみても、結果は同じでした。こいつはAC駆動でないと真価を発揮しないやつみたいです。

CPU-Zのほうは、Single 564.6 Multi 2178.7 で、こちらはバッテリ駆動とAC駆動で変化なし。CPU-Zを見ていて面白いと思ったのは、メモリ構成が Quad と表示されているところ。こういうところは地味にうれしいですね。

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Quad Channelです

ちなみに、内蔵SSDも結構速いです。

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CrystalDiskMark結果

その他いろいろ

いいぞ!と思った点が3つ。

  1. WiFi感度がいい
  2. ヘッドフォンジャックの音がいい
  3. 指紋センサの認識速度がいい

WiFiカードは Intel AX210 (WiFi 6E対応) です。うちの基地局WiFi 6 なのでオーバースペック...ですが、基地局からちょっと離れた場所で、上り 649Mbps/下り 306Mbps でリンクしていました。筐体小さいのによく頑張ってます。すぐ隣に置いてある Lenovo X1 Carbon は Intel AX201 で、上り 649Mbps / 下り 576Mbps なので、負けているとも言えますが、高密度実装の割には良く健闘していると思いました。

ヘッドフォンジャックの音は、予想外に良かったです。これは嬉しいポイント。内蔵スピーカーも、サイズからすると頑張っているなと思います。中高音が割ときれいです。が、低音は全く出ないので、ヘッドフォンがおすすめです。

また、指紋センサもいい感じです。スマホなみ。

最後に、心配している点が2つ。

  1. 電池が膨らむのか??
  2. 安定性は大丈夫か?

電源入れっぱなしで使いたいのですが、GPD Win とか先行機種の評判を聞くと「電池が膨らむ」というのが定番のようで心配。バッテリ充電を80% でやめる機能がないか探したのですが...ない様子。しばらくは100%で放置しないように気を配る必要がありそう。

安定性のほうは、特に問題ないとは思うのですが、開封したばかりの時のショックが抜けきれないので...どうなるか。

まとめ

若干心配な点も残りますが、全体的に作りがしっかりしていてカッコいいので、満足感高めです。長く付き合っていきたいです。

日本での取り扱いも始まったので、人気が出るかもしれませんね。Pentium Silver のモデルも安くていいなと思います。

 

今だとこちらのほうが人気かもしれませんね(2024/2/12追記)

 

win max ならほぼ同じスペックでちょっと安いですが、もうすぐ出てくる win max2 は10インチでキーボードもまともになりましたので、楽しみですね。

蛇足)Pocket 4 に向けて

この製品、One-notebook と比較されるポジションなのかもしれません...とすると、次は 10インチ級でしょうか?

www.one-netbook.jp

でも、次はぜひこうしてほしいというところを2点ばかりあげておこうと思います。

キーをあと2列追加してほしい

キーピッチは今のままでよいので、あと2列追加してほしい...現状の幅 197mm ですが、10インチ級になれば幅は230~240mm使えるはずなので、ぜひ。<>?のキーも他と同じサイズにできそうですし。

ちなみに OneMix4はせっかくの幅を「キーピッチを広げる」ことで消費してしまっています。これはもったいない。「UMPC」のキー配列にこだわりがあるのかもしれませんが、普通の配列のほうがいいです。

バッテリ管理できるようにしてほしい

ACつなぎっぱなしでも使えるように、80%で充電を止める設定を追加してほしいです。電池が膨れるのは嫌なので、ぜひぜひ。

追記)日本でも発売開始(1/22)...速攻で売り切れてます

秋葉原のリンクスさんで発売開始とのことなので、本記事アップします。

www.links.co.jp

正規代理店は天空さんでしょうか。

gpd-direct.jp

で、天空さんのサイトに「メモリクロックは4267MHzにできるよ」と書いてあったので、やってみました。デフォルトは 3733MHz なのですが、確かに BIOS で4267MHzに変更できました。

いつものように Save&Exit でBIOSを抜けたら...CPUファンが回ったまま真っ黒になって、かなり焦りました。1,2分待たされて、無事再起動したときには本当にほっとしましたよ...メモリチェックでもやっていたのかな。

さてメモリクロックを 4267MHz にしてみると...Octane 2.0 スコアが65116になりました。すごい。ひょっとして...と思って、電源を抜いて走らせたところ、60645 と嬉しい数字に。しばらくはこの設定で使ってみます。

追記その2)MHFベンチ大討伐

なんとなく走らせてみました。Iris Graphics だとこんな感じ?

MHFベンチ

ちなみに前のメインマシン(Ryzen 3 pro)だと 4300 くらいだったので、ずいぶん速くなりました。