USB充電器の動作を確認するのにテスターを導入したのですが、やはり負荷のほうもコントロールできないと片手落ちなので、こういうのを入手しました。
Alliexpressでも 1708円だったので、Amazon でもよかったかも...と思いつつも、案外早く届いたのでよしとします。
ということで、インテリジェント負荷デバイス XY-KZ25/35の紹介をします。
何ができるのか?
USB電源からあらかじめ設定された電流を引っ張ることができます。例えば1A に設定して、負荷OFFからONにしたときにどれくらい電圧が落ちるか?というような評価ができます。チャージャーの能力評価ができるほか、うまく充電されない!という時に、チャージャーがしょぼいのか、ケーブルがしょぼいのかなど切り分けするのに便利です。
急速充電プロトコルは Sumsung AFC、Huawei FCPとQC2.0/3.0に対応しています。PDに対応していてほしかったのですが、未対応...なので、手元の充電器だと 5V/9V/12V しか試せませんでした。
まずは設定の確認
ファンに貼ってあるQRコードを読むと、中国語の説明書が出てきます...英語はどこに。
とりあえずググって出てきた画像を貼っておきます。ロータリーエンコーダを長押しすると設定モードになるとのこと。
設定可能なのは下記の9項目。基本的にはデフォルトから変える必要はないと思いますが、一番最後の急速充電モードを自動でやるのは便利かもしれません。
基本的な使い方
本体には負荷を変えるためのつまみと、急速充電のトリガボタン、負荷ON/OFFボタンの3つの操作ポイントがあります。つまみは、回して設定を変えるほか、軸方向に押すこともできます。プチプチ押すと、電流設定の画面になります。
電流を好きな値に設定したら、横のON/OFFボタン(基盤にはSTOPと印刷されているボタン)を押して、負荷のON/OFFを切り替えます。動作の怪しいモバイルバッテリを試している画面がこちら。
その他スペック
英語の情報があんまりないのですが、拾ったマニュアルに沿ってメモしておきます。
- Type-C入力と Type-A 入力で急速充電のトリガがかかる。最大入力 5A
- MicroUSB 入力は急速充電に対応しない。最大入力 2A
- TRGボタンを長押しするとチャージャーの急速充電プロトコルをテストできる(テストにはそれぞれ 10秒ほどかかる)
- ON/OFFボタンを長押しすると状態をホールドできる
- 放熱ファンは入力パワーが 10W 以上の場合か、温度が 40度以上になると自動で回転開始
まとめ
というわけで、PD未対応なのでもともとチェックしたかったUSB-PDチャージャの動きは相変わらず追えない...のですが、先日そろえたテスターとペアで、さまざまに活躍してくれそうな気配です。
USBは見た目だけだとちゃんと動いているのかどうかいまいちよくわからないので、ケーブルテスター含めそろえておくと安心ですね。以前、ビットトレードワンの製品を買ったのですが今は買えないのかな。