2010 年発売の超古いデジカメが発掘された...が、どうやらまだ動くらしい。
デジタルカメラ DMC-ZX3 商品概要 | ムービー/カメラ | Panasonic
ので、スマホカメラと画像比較をしてみました。1カットだけですが...
とりあえず並べてみる
どちらがどちらか、おわかりでしょうか。古くからのデジカメユーザにはすぐわかってしまうかもしれませんが、一般の方には、こうして縮小してしまうとわかりにくいかもしれません。
答えは、作例1が14年前のコンデジ、DMC-ZX3。作例2が iPhone SE第二世代でとったものでした。
EXIFの情報を並べると、コンデジの方が F3.3 1/50sec, ISO80。iPhone の方は F1.8 1/100sec, ISO32。コンデジのイメージャは 1/2.33型 有効1410万画素のCCD(多分パナソニック製)。iPhone SE2 の方はソニーの IMX315, 1/2.93型 1200万画素の裏面照射型 CMOSセンサーということになります。
コンデジの方は逆光の影響か、若干緑被りしていますが、iPhone の方はHDRが程よく効いて綺麗に撮れています。時代の進歩ですね。
等倍比較
ついで、100% で等倍比較をしてみます。
等倍表示でも圧倒的に iPhone SE2 のほうがきれいですね。ノイズ処理の進歩でしょうか。これではコンデジが滅亡するのも無理はないですね...とはいえ、ZX3の方は光学8倍ズームという秘密兵器もあるわけですが(手振れが心配ですけど)、そちらの方は比較してもしょうがないので今回はお預け。
10年の進歩は大きかった
というわけで、2010年のコンデジ画質は iPhone SE2 に歯が立たなかった、というのが結論になります。まぁ順当、という感じでしたね。とはいえ、コンデジの方も全然だめというほどではなかったので、当時の日本の技術力に改めて感心した次第です。
おまけとして、5000万画素 :-) の Android 機でとった画像もつけておきます。こちら、等倍で見ると iPhone ほどノイズ処理はうまくないのですが、HDRが強く効いていて、エッジ強調も強めなので、縮小するとまぁまぁ綺麗。通常の用途では、これでも別に困らないんですよね...