shimiminの日記

IT系のメモ書きです。

今どき、HDDを買いました

 2月にWindowsマシンを新調したときに、HDDは古いのを再利用しました。が、せっかくSATA/600のスロットがあるのに、SATA/300のディスクを繋ぐのはどうなのか、という思いと、500GBではちょっと心配だという思いが重なって、アップグレードを考えましたので、顛末を書いておきます。

 ちなみに前の記事はこちら。

shimimin.hatenablog.com

そもそも、今どきHDDなのか?

 今、ストレージをアップグレードしようと思ったら、なんといってもSSDですよね。ずいぶん安くなりました。空いているのは 2.5inch の、SATAスロット。あまたのSSDが刺さります。どれにしようか...

 が、1TBのものを探すと、12000円~15000円というあたりが相場です。Dドライブだし、そんなに爆速でなくても良いんだよなと思って、HDDを見たら 6380円。半額じゃないか

 スペックを見ると、バッファが128MBついてて、SATA/600だという。5400rpmだけど、今使っているのも 5400rpmだし。バッファが16倍になって規格が新しくなるなら良いんじゃないか?ということで、ポチリました。あと1年待てば、きっとSSDがこれくらいの値段に落ちてくるんだろうなぁと思いながら。

速度を比べてみる

 これまでのディスクは、2010年製のWD Scorpio Blue。使用5500時間超えの老兵ですが、まだまだ健康です。USB3のケースに入れた姿がこちら。

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古いHDD

 で、CrystalDiskMark にかけてみると、こんな感じ。

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ベンチマークの結果

  一方、新しいほうはこんな感じ。

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ベンチマークの結果(2)

 シーケンシャルリード・ライトともに速いですが、コントローラ直結とUSB経由のハンデ差を割り引くと、まぁ倍ぐらいになったかなと。一方で、ランダムアクセスは大して変わらないことがよくわかります。ライトがそこそこ速くなってますが、バッファの威力かもしれません。

 ちなみに、本体SSDの速度はどうかというと、まぁ、まさに桁違いの数字が出てくるのですよね。なので、当たり前ですが、速度重視の方は今更HDDなんか買ってはいけません、ということになりました。

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SSDの性能

 ただ、私はそれほど速度を求めていなかった(というか、前のままでも大して不満はなかった)ので、単純に容量が倍になってシーケンシャル転送の速度が倍になったのをヨシとしております。

まとめ

 というわけで、今どきのHDD。シーケンシャルアクセスは、それなりに速くなってますが、ランダムアクセスは昔のままでした。大きなデータをガシガシ扱うような用途には、まるで向いていませんが、デカい映像データを置いておくくらいのことであれば、購入するのはアリかな、と思いました。

 昨年、100TBのSSDが発表されて、HDDの終わりも何となく見えてきています。もしかしたら、これが私が買う最後のHDDかも知れないと思うと、これまで消えていった数々のメディア(FD、MO、マイクロドライブとかカセット式HDDなど)を思い出して、ちょっと切ない気分になりました。まぁでも、世の中の進歩は止まりません。次はどんなデバイスが出てくるのか、楽しみにしています。

 

(以下宣伝。今回使った透明のHDDケース、安いのによくできていて気に入りました)