アンデシュ・ハンセンという人の「スマホ脳」という本が流行っているとのこと。
この手のネタは好きなので、ポチリました。
で、楽しく読んだわけですが、もう何年も前からいろんな方が警告しているテーマなので、改めてメモ。スマホは怖い、です。
スマホが脳を破壊する
そういえば、「脳トレ」で有名な東北大学の川島教授も新刊を出されていました。2018年には「学力を破壊する」だったのですが、今はもう一歩踏み込んで「脳を破壊する」となっています。スマホを使う生徒は3年間、脳の成長が見られなかったという恐ろしい結果が出ています。
(川島教授の記事はこちら)
が、このあたりの事実は以前から「デジタル認知症」の研究でわかっているのです。医学的に「やばいよ」というデータが集まってきているのに世の中がちっとも「子供はスマホ禁止ね」という方向に進まないので、危機感が高まっているのだと推察。
被害者が気づいてない場合も多いと思います。知らないうちに認知症になる、これがスマホ認知症、デジタル認知症の怖さ。
(以前の記事はこちら)
とはいえ、中学生や高校生の子供から「スマホがないとクラスで友人ができない」と言われたら、なかなか「買わない」という選択肢を強制しにくいのも事実ですよね...ではどうするか。
寮に入れてしまうという大技
いきなりアサッテの方角になりますが、こういう方法もある、ということで。
中高一貫などの進学校の中には、寮を備えるところがあり、スマホ禁止になっている場合が多いようです。中には禁止をうたっているだけでほとんどチェックせず、生徒は普通に使っている場合もあるので、事前に良く情報を仕入れておく必要があります。
今どきスマホ禁止なんて無理だろう、と思っていましたが、鹿児島の名門、ラサールでは本当に禁止なんだそうです。(在校生にも確かめましたが、本当です)
夏休みとか冬休みには自宅に帰ってきて、そこでスマホをいじるんだそうですが、寮には持ち込まないというのが徹底されている。つまり、寮の友達も持っていないので、持っていない者同士で何ら困らない、と。(自宅生は普通にスマホを毎日使ってしまうそうです)
ただし、他の学校の生徒と部活とかで交流した時に、連絡先を交換できないのが困りごとだ、とも。
そうはいっても、ラサールって簡単には入れないんですよね...
スマホを遠ざける
手軽な手法ということで、「遠ざける」というのも手ですよね。
殆どの一般受験生にとっても、「スマホ断ち」というものの重要性(と、実行の難しさ)は認識されているようです。あれやこれや、涙ぐましい努力がなされている模様。
でも、学力が伸びないどころか、脳が破壊されて、しまいには認知症になってしまうなんて言われたら、やるしかないですよね。(大人もやるべき...がんばろう)
Kindleアプリ又は楽天マガジンアプリを入れる
スマホを暇つぶしの手段として、ゲームしたり Webサーフィンしたりするとスマホ脳になるので、やはりKindleアプリやら、楽天マガジンアプリやらを入れて読書するしかないですかね。
脳は落ち着くけど、やはりドーパミンレベルはどうしてもtwitterとかインスタとか、各種Webサーフィン&猿クリックに比べると弱いですが...マンガならOKか。脳を活性化するように工夫しましょう。
なんでもすぐグーグル先生に聞いたりしない
スマホ脳の特徴である「集中力の欠如」「短期記憶の劣化」は、自分の脳みそを使わないことによる血流低下が原因とのことなので、グーグルさんに聞く前に、まずちょっと考えてみる、仮説を立ててみる、というような行動様式で予防できる、かな?
まとめ
ということで、スマホの使い過ぎは脳が壊れて認知症になることが各種文献にて指摘されています。実例も多数。スマホはそういう危険物だと思って使い方を工夫し、スマホ脳を予防しましょう。特に幼稚園とか小学生には絶対に使わせないようにすべきだと思います。
参考
「認知症危険度」についての論文を見つけたのでリンクしておきます。
この中にある30問アンケート、いくつ〇が付きますか?20個以上ついたら「危険」レベルだそうですよ。私は10個付きました。危険度:中...気を付けよう。