タイトルのままですが、X390 のSSDを交換して容量を大きくしたので、Ubuntuを入れておこうと思ったら予想外に苦戦したので、メモしておきます。解決策は、まさかの「日本語Remixを使わない」というものでした。
まずはインストールメディアをつくる
「Ubuntu インストール」などで色々でてきますが、ISOイメージをダウンロードしてDVDなりUSBメモリなりに焼き込み、これらのメディアで起動してから本体のストレージにインストールをかける、というのがおおよその流れです。
今回はRUFUSというのを使いました。こういう奴ですね。
また、イメージはこちらからダウンロードしました...(が、相当ハマりました...ので、X390をお使いの方は別のイメージを選んだほうが良いと思います)
一応昔ながらのやり方でDVDに焼いてインストール、というのも試しましたが、やはり作業時間が圧倒的に遅くなります。USBメモリを使うほうが便利。ただし、古い規格のUSBメモリだと、そもそも起動しないなんてこともありました(ていうか1回ハマりました)。本体との相性もあるようです。
ちなみに、今回最初にISOイメージを書き込んだけどX390と相性が悪くてブートしなかったUSBメモリがこちら。USB 2.0だったからダメなのでしょうか、良くわかりませんが。
インストール完了...でも起動しない
さて、ちゃんと起動するUSBメモリができたら、さして電源をいれ、起動中にF12キーを連打して、出てきたメニューからUSBを選んで起動すればOKです。
Windows10とデュアルブートする方法はあちこちに書かれていますが、例えばこういうサイトが参考になります。
ここに書かれている通り、Windowsを入れた状態でもパーティションサイズを縮小できますし、「Windows Boot Managerとは別にインストール」を選べばGRUBを書き込んでデュアルブートできます。これまで何度もやったことがある作業ですので、鼻歌交じりの作業...だったのですが、これがまぁ、見事にブートしない。
GRUBメニューも出てこないし。なんじゃこりゃ。
LenovoはUbuntuをサポートしていて、インストールマニュアルも整備されています。
https://download.lenovo.com/pccbbs/mobiles_pdf/tp_p1_gen2_ubuntu_18.04_lts_installation_v1.0.pdf
入るはず、なのになぁ...
七転八倒
まず、マニュアル通りにSecureBootをオフにします。また、OS Optimized Defaultsもオフに。でもだめ。
それじゃぁ、っというんで20.04.1LTSでなく 18.04.3LTSでやり直してみます。それでもだめ。18.04.3LTSだと、ブートを始める気配は一瞬あって、マウスカーソルが見えたか見えなかったか?くらいで起動できずにBIOS画面に戻ってくるのでした。なんでだぁ...
USBメモリからインストールするとダメなのかと思って、わざわざDVDに焼いてやってみてもダメ。うーむ。
解決策
随分悩みましたが、これはもうISOイメージに問題があるに違いないと思い、20.04.2LTSを使うことに。ダウンロードサイトは本家の方になります。
これがまぁ、あっさり動いたのです。それまでの苦労は何だったんだという位に。
色々調べると、X390のBIOSが新しいと上手くいかない可能性があったようです。私のマシンはこちらで1.72に更新してあったので、そのせいかもしれません。
まとめ
というわけで、ThinkPad X390に Ubuntu を入れても起動しなくて困っている方、最新のISOイメージなら問題が解決するかもしれませんよ。